子どもを変えるより、問いを変える。
「なんで?」から「じゃあ、どうする?」へ。その一言が育てるもの。
子どもが何かトラブルを起こしてしまったとき。
例えば、
物を落として割ってしまった。
友達とけんかをしてしまった。
宿題を忘れてしまった。
そんなとき、みなさんはどんな言葉をかけていますか?
実は、私が昔よくやってしまっていた声かけがあります。
「なんで落としたの?」
「どうしてそうなったの?」
失敗してしまった理由を聞くことです。
もちろん、理由を聞くことが悪いわけではありません。
「どうしてそうなったのか」を知ることは大切だし、
きっかけを見つめることも
自分の思いに気づくために必要なことだからです。
でも、その質問だけで終わってしまうと
子どもの意識は過去に向いたままになります。
「だって○○だったから。」
「△△があったから。」
理由は分かっても、起きてしまった出来事は
元には戻せません。
ジュースをこぼしてしまったことも
宿題を忘れてしまったことも
今からやり直すことはできませんからね。
だから私は、理由を聞いたあとに
さらに質問してほしいと思っています。
それは、
「じゃあ、どうする?」
「次はどうしたらいいと思う?」
という、未来に向けた質問です。
この質問をすると、子どもは自然と次の行動を考え始めます。
例えば宿題を忘れてしまったなら、
「今日は帰ったら先に宿題をやろう。」
「最近、ご飯やお風呂の後に後回しにしていたから
学校から帰ったらすぐやるようにしよう。」
そんなふうに、自分で改善策を考えられるようになります。
実は、このことを強く実感した出来事があるんです。
私が小学校1年生の担任をしていたときのことです。
休み時間、子どもたちが夢中になって遊んでいて
教室へ戻るのが遅くなってしまった日がありました。
チャイムが鳴る前に授業を始める「ベル学」ができなかったんです。
その場で
「何やってるの?」
と、子どもたちを叱ることもできました。
でも、そのとき私は、
「子どもたちだって、自分たちがよくなかったことは
もう分かっているよなぁ。」
と思ったんです。
だから責める代わりに
こう言ってみました。
「あ~あ、チャイム鳴っちゃったね。
これから、どうする?」
すると、一瞬しゅん…となった後
子どもたちは、すぐに考え始めました。
「次はちゃんと時計を見ます。」
「『もうすぐチャイムなるよ』ってみんなに声をかけます。」
「席に座ろうって言います。」
そんな意見が次々に返ってきたんです。
私は、
「なるほど!それなら気づけそうだね。」
「みんな、できそう?」
と聞くと、
「できます!」
とみんなが力強く、笑顔で答えてくれました。
そして本当に、その次の時間からは子どもたち同士で
「もうチャイム鳴るよ!」
「座ろう!」
と声を掛け合うようになって
同じ失敗をしなくなりました。
その姿を見て、私は改めて思いました。
子どもって、大人が思っている以上に
自分で考える力をもっているんだなって。
だからこそ、大人が先に答えを教えるよりも、
「じゃあ、どうする?」
「次はどうしたらいいと思う?」
そんな問いを投げかけることが大切なんだと思います。
失敗を責めるのではなく、
失敗からどう学ぶか。
そこに目を向けられるようになると
子どもは「怒られないようにする」のではなく、
「自分で考えて行動を変える力」を少しずつ育てていきます。
もちろん、これは私自身もまだまだ修行中です。
気づくと、つい我が子に「なんで?」って
言っちゃうこともあります。
(そして逆に言い方を怒られます。笑)
だからこそ、私も意識しているのが、
「なんで?」で終わらせずに、
「じゃあ、どうする?」
を付け加えること。
たった一言変えるだけで
子どもの視線は、過去ではなく未来へ向きます。
もしよかったら、お子さんが何か失敗したとき
この質問を投げかけてみてください。
もしかしたら、大人が思っている以上に、
子どもは自分で答えを見つけられるかもしれません。
子どもを変える質問ではなく、
子どもが、自分で育っていくための質問。
そんな問いを、一つでも増やしていけたらいいなと思っています。
いつもコメント、リスタック、ありがとうございます!
ママ、パパに限らず、いろんな方に読んでいただき
とてもうれしいです。励みになっています。
次の投稿も、読みに来てくださいね!


素晴らしい☺️!✨先生として、一般のママたちより圧倒的に子どもと接する機会が多かったから、成功も失敗もたくさん実践データがありますね☺️
子育ても教育も人財育成も根幹は一緒😚自立と共生のような気がする☺️⭐️
失敗してしまった、という部分ではなく
上手くいかせるには?という部分にフォーカスすることは大切ですね☺️✨
原因探しだけに意識が留まってしまっては、エネルギーも湧いてきづらいでしょうし☺️
NAMIさんは、良き大人であります🥹🍀✨