子どもたちは、コミュニケーションを習っていない。
いじめのアンケートを見続けて、私が気づいたこと
前回の記事では、
いじめとして認知されるケースの中には、
悪意よりも、コミュニケーションの
すれ違いがきっかけになっているものが多かった、
というお話をしました。
「たった一言」がいじめになる時代
今日は、
私がどうしてそう思うようになったのかをお話します。
各小中学校では
毎月「友達に関するアンケート」を行っています。
内容は、
「今、いじめられていると感じていますか?」
「そう感じる理由を書いてください。」
といったものです。
(学校によって違いがあります。)
いじめられていると感じている
と回答する子は、いつも数人いました。
(アンケートに上がらないケースもある
と見て普段から子どもたちの観察をし
ケンカ対応もしていますがこうなります。
アンケートに書いて、声を上げてくれる
信頼してくれている
ということがありがたかったです。)
「いじめられたと感じる」と回答の理由で
例えば
・軽く肩を叩かれた
・嫌なことを言われた
・無視された気がした
そんな内容が書かれていました。
どんな場合でも、必ず
書いた子から、詳しく話を聞き、
その後、相手の子にも話を聞き、
事実を確認していきます。
その聞き取りを何度も重ねる中で、
私はあることに気づきました。
ある子は、
本当は、
「一緒に遊ぼう。」
と言いたかった。
でも、その子の前まで来たとき
その言葉が出てこなくて、
肩をポンっと叩いて
気を引きました。
でも、
叩かれた子は
「どうして急に叩かれたんだろう。」
と戸惑い、
嫌な気持ちになっていました。
またある子は、
友達のやりとりを見て
「それはだめだよ!」と思った。
だけど、やりとりを止めるために
言葉ではなく
手が出てしまっていました。
私は、様々なケースを見て思いました。
この子たちは、
悪い子なんかじゃない。
いじめがしたかったんじゃない。
人との関わり方が
まだ上手じゃないだけ
どんな関わり方がいいか、
知らないだけなのかもしれない。
よく考えてみると
子どもたちは毎日、
国語や算数、理科や社会を学びます。
でも、
遊びの誘い方。
上手な断り方。
怒ったときの気持ちの伝え方。
仲直りしたいときの声のかけ方。
そんな「人との関わり方」を学ぶ機会は、
ほとんどありません。
私が勤めていた学校では
2年に1回、
アサーション(自分も相手も大切にする伝え方)
を学ぶ授業を設定して取り組んでいました。
アンガーマネジメントについても
子どもたち向けに、わかりやすく紹介し
実際のトラブル時にも取り入れるなどして
いろいろと試していました。
これは、他の学校では
あまりしていない取り組みです。
当時の学校としては、これで
取り組んでいた方だったんです。
それでも、アンケートの結果から
これだけでは、まだ足りない。
そう感じるようになりました。
コミュニケーションは、
一度聞いて終わりではなく、
何度も何度も練習して、
少しずつ身につけていくもの。
だったら、
もっと日常の中で、
子どもたちがコミュニケーションを
学ぶ時間を増やしたらどうだろう。
コミュニケーションを身に着けることを通して
自分の気持ちに気づいたり
相手の気持ちに気づいたりしていけば
いい人間関係をつくれるようになり
いじめが減るのではないか
と、考えました。
それから私は、
コミュニケーションを
楽しみながら学ぶ活動を
学校全体で、継続して取り入れることにしました。
すると、
子どもたちに、
少しずつ変化が見え始めます。
その結果は、
私の想像以上のものでした。
次回は、そのお話です。
(次回で完結予定です)
いいね、コメント、リスタックありがとうございます。
おうちでされているコミュニケーションの時間、やり方など、教えてくださいね。


NAMIさん、息子も学校でのトラブルはコミュニケーションの問題が原因である場合が多いように感じてます😁ちゃんと教わる機会を増やす事の意味は大きいと思います。
いつもながらに
教師の目線の鋭さに
目から鱗です
コミュニケーションのすれ違い からの
すぐに仲直り
なるほど🧐